昨日の定休日(6日)は、亡き友のお通夜に参列するために横浜まで行ってきた。友と言っても歳は三つ上なので、軽々しく友と言っては叱られるかもしれない。知り合ったのは15年ほど前、当時まだ始まったばかりのニフティーの会議室(フォーラム)だった。そこでは日本の政治について丁々発止の熱い論戦が日夜繰り広げられていた。
そうした中にあっても彼は感情を高ぶらせることがまったくなかった。いつも冷静で、コメントがひとつも付かない発言に重点を置いて発言していた。それを見て、なんていい人なんだ、と思ったのが彼に対する第一印象である。
そのうちだんだん親しくなり、リアル世界でやんちゃなことを一緒にやるような仲になった。その極めつけは、元旦の早朝に大前さんちに乱入し、あつかましくも1時間以上にもわたって鎮座したことではないかと思う。
2年半前、そんな彼が倒れ、生命の淵をさまよった。そのときは、何もできないのだけれども、死なせてなるものかと毎日メールを送り続けた。しかし、やはりそんなことはまったく役に立たずに、お医者さんとご家族の献身的な看病で彼は死の底から復活し、やがてリハビリができるところまで来た。なのに、今年になって急に具合が悪くなり、とうとう帰らぬ人になってしまった。
先に天国へ行ってしまったけれど、いつの日かボクがあちらの世界へ行ったら、きっとまたいろいろ親身になって面倒を見てくれるんだろうなという気がする。それまではこっちでがんばって生きていくから、せいぜい天国についての勉強をしておいてください。
今年のお節。
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