新しいホームページを作ってもらった。作ってもらった会社は、アドホックと言って、本来は映像システムのソフト開発を本業としている会社らしい。らしいというのは、何度説明を受けても、この方面のお仕事はさっぱり理解できないからである。しかし、理解できないということほど強いものはない。なぜなら、そのような会社であっても、臆せずホームページの製作を依頼することができるのだから。(^^ゞ
ここの藤井則次社長さんとは、同じ名古屋向研会に入会していて、そこで知り合ったんだと思うが、それ以前にうちの店で大前さん関係の集まりがあったときに始めてお会いしたと記憶している。藤井社長さんは、とてもいい人で、快くHP製作の依頼を引き受けてくれた。
それでできたのがこのホームページ。
http://www.kyokamo.jp
作り始めるときに、「あまりかっこよくしないで、うちの店の身の丈にあったものにしてほしい」とお願いした。ときどき見かけるような料理、サービス、クリンネスがむちゃくちゃいい加減の癖に、料理はものすごくうまそうで、しかも、かゆいところに手が届く接客がいつもできていて、びかびかに磨きたてられた店内のような錯覚を起こす居酒屋のホームページに出くわすことがある。それだけは絶対に避けたかったのである。
それとは逆に、ホームページを見る限りでは、こんな店にいまどき食べに行くやつがおるんかいなと思えるぐらいしょぼいホームページでありながら、実際の店では、どこにも負けないとてつもない料理が出てくるというのが、へその曲がったボク流のかっこよさである。
そういう意味では、ちょっとかっこよくなり過ぎているかもしれないが、出来栄えにはたいへん満足している。担当の鈴木さん、どうもありがとうございました。
じつは、インターネット恐怖症というか、サイバーの世界に辟易していた時期があった。まだインターネットが始まったばかりのころのことである。当時、中小企業ばかり1500社ぐらいが加入しているサイトがあって、ボクはそのサイトでしょうもないコラムを執筆していた。そうしたら知らない社長さんたちから、毎日、毎日、正月であろうが、お盆であろうが、あけてもくれても10通ぐらいメールが届くようになった。今だったら簡単に返信するだけなんだろうけど、そのころは、かりにも目上の社長さんばかりなので、なにか失礼があってはいけないと思い、一日の仕事が終わってから、一通一通、それはご丁寧にお返事を書いていた。
一通書くのに5分かかるとして10通で50分。中には何かの説明をくわしく書かないといけないものがあれば、それ以上に時間がかかり、そういうことを1年ぐらい続けているうちに身も心も疲れ果ててしまい、最終的にはコラムを書くのを止めさせてもらった。それ以来、返信地獄になりたくないという気持ちのせいで、ホームページを持つことには非常に消極的になってしまった。
そのころと違って、今ではブログのコメントもあまりないので、気楽にネット社会の住人になることができて、心のどこかでほっとしている自分がいる。
新しいホームページについてのご意見をお待ちしております。
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