名古屋市の日本料理店 京加茂の亭主 京加茂おやじのブログ

営業のご案内

ゴールデンウィーク期間は、すべて営業させていただきます。

９日（月曜）、１０日（火曜）とお休みをいただきます。

その後は通常通りの営業となります。

いかに生きるか。

去年の１１月に５０になった。この５０というのは、男にとってはかなりズシリと来る響きである。

２０代や３０代は、体力もあるし、能力は努力しだいでぐんぐんと伸びる。考え方も常に前向きでいられるし、夢と希望を土台にして奮闘することが楽しい年代でもある。オスとしても、世の女性たちから一番もてる年代だ。だから結婚も含めて自分の人生をいかにして築くか、それしか考えていない。

４０代は、それまでに築いてきたものが土台となり、自由に人生を運行することができる年代である。さらに上を目指すのであれば、努力と奮闘を続ければよいし、安定飛行で人生を楽しみたいのであれば、それも可能となる。健康のことや、やがて体力的にも能力的にも下降することを意識することはまだあまりない。

それに比べて５０代というのは、60歳以上が老齢期としたら、そろそろ老後のことが射程に入ってくる年代である。人生の着陸をおぼろげながらも考え始める人も多いのではないかと思う。人生の残り時間が短くなってきていることがはっきりと感じられる年代であるから、悔いを残さないようにするにはどうすればよいか、そういう視点で人生を考え始める。しかし、新しいことを受け入れる能力や、これまで養ってきた仕事の能力は全盛期と比べたら、すでに下降し始めているのだから、ここで勉強を怠れば、すぐに世の中から抹殺されてしまうので、勉強を怠ることもできない。そうかといって、仕事のことなど、若いころから継続してやってきたことの結果が現れている年代でもあるから、若いころのように夢と希望に燃えて、というわけにもいかない。５０代に入り、突然選挙に出たりする人が多いのは、こういった複雑で悩ましい５０代の心持ちにある。すべては人生の残り時間が少なくなっていることを知ってあせり、思わず血迷ってしまった結果なのではなかろうかと推測する。人間がいやらしくなるのもこの年代であろう。言い換えれば、スカッとした男らしさが喪失するのである。

ことほど作用に悩み多き男の５０代をいかにして生きるかが当面の課題である。もともと社会常識に一切従わずに好き勝手に生きてきたのだから、「好きに生きる」をさらに加速させたいと思っている。それに加えて、守りに入るよりも、仕方なく妥協しながら生きるよりも、一か八かのスリルある人生のほうが楽しそうだという気持ちもある。それに何と言っても自分の人生を一貫性のあるものにしたいと願っているので、これらの方面に注力したいと思う。

それでどうするかって？

はっきりとした時期はわからないが、遠くない将来、スペインかポルトガルに修行の旅に出ようと思う。料理の新しい感性を養うためともう一度自分を鍛えなおすために・・・・・なんちって。

セカンドバージンのＤＶＤと大前さんが緊急出版。

作家の大石静さんがお書きになってＮＨＫのドラマになった「セカンドバージン」のＤＶＤが発売されました。

２２日発売とのことだったので、早速、アマゾンのページを見に行ったら、すでにレビューが２件も書かれていました。はやっ！

商品の説明

内容紹介

欲しいのは、死のような快楽―

もう恋をすることはないと思っていた…
仕事一筋に生きてきた40代の女が、 17歳年下の妻のいる男と恋に落ちる。
脚本に数々の恋愛ドラマを手がけてきた大石静を迎え、切なく危険な大人の恋愛を描いた作品。


【スタッフ】
作：大石静
音楽：梅林茂
主題歌：「あなただけが」倖田來未
制作統括：田村文孝
演出 黒崎 博 柳川強


【ストーリー】
中村るい（鈴木京香）は、出版業界では名の知れた辣腕プロデューサー。とあるワイン会で、るいは１７歳年下の金融庁のキャリア・鈴木行（長谷川博己）と出会う。日本の金融市場を改革したいと熱く語る行に興味をもったるいは、彼の著書の出版に向け動き出す。一方、資産家の娘である妻・万理江（深田恭子）との退屈な生活に疑問を抱いていた行は、るいのことが頭から離れず･･･

【特典映像】あり

内容（「キネマ旬報社」データベースより）

鈴木京香主演、40代女性の切なく危険な大人の恋愛を描いたNHKドラマのBOX。出版業界の辣腕プロデューサー・中村るいは、とあるワイン会で17歳年下の鈴木行と出会う。退屈な結婚生活に疑問を抱いていた行は、るいのことが頭から離れず…。全10話を収録。

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続いては、２８日に緊急出版される大前さんの「日本復興計画 Ｊａｐａｎ；Ｔｈｅ　Ｒｏａｄ　ｔｏ Ｒｅｃｏｖｅｒｙ 」です。

 

こちらはアマゾンのページを見に行っても、さすがにレビューは書かれていませんでした。発売前だから当たり前なんですけど。どうも失礼しました。

出版社からのコメント

東日本大震災からわずか２日後の解説映像が大評判になり、youtubeでの再生は６５万回を超えました。それもそのはず、大前氏はＭＩＴで原子力工学の博士号を取得、日立製作所で原子力プラントを設計していたのです。さらに国家コンサルタントとしての視点から、復興の財源、エネルギー問題、外交政策など緊急提言します。

なお、大前氏は印税を一切放棄、売上げの１２％は被災地救援に寄付されます。

 

どんな生き方をしてきたんだ。それを問うているのである。

２０年間商売をさしてもらってきて、思うことがある。新しく入った従業員やアルバイトを見るとき、その人間性にもっとも重点を置いてみる。調理場であれば、手の器用さやそのスピードや頭の回転の良さなどももちろん大事だが、接客であれば、機転がきくことや人に対するしゃべり方がもちろん大事だが、それらは所詮は二の次であろう。それよりも人間がまっすぐであったり、素直であったり、誠実であったりするほうがずっと大事なのである。

ある程度年齢がいっていて中途入社の場合も、やはりその人の根幹を形成する人間性を注視する。この場合は、それまでに人としての心の修養をどれほど積んでいるかということである。

また、志をもっていることも重要である。惰性で生きているような人間とは働きたくないからだ。そして、更なる成長のために、自分を変革していけることも大切だ。たとえば、若いころからこつこつと積み重ねてきたような人間は、何か問題を発見したときには即座に自分を否定し、自己変革を成し遂げることができる。その経験がないままある程度の年齢に達してしまった奴は、もうほとんど自己変革ができないと思う。そういう奴は、成長が見込めないから一緒に働いていても楽しくない。

要は、これまでどんな生き方をしてきたかということである。どんな実績を残してきたのかということなのである。

森下千里さんとみのもんたさん。

お昼にＴＶ局の製作スタッフと来店した。１６名もの大勢様だったので、たぶんどこかでテレビの撮影をしていたのだろう。事前にご予約をいただいていたのだが、この日は特に込んでいて、少しお待たせしてしまった。ご迷惑をおかけしてしまったかもしれない。

森下千里さんは、名古屋の出身で、惟信高校に行ってたとのこと。島田律子さんは、日本酒の本をお出しになっているので、たまたま知っていたが、名古屋出身のそんなタレントさんがいたことは、この日初めて知った。テレビをほとんど見ないので、名前を聞いたときは、どうせ売れないタレントだろうぐらいにしか思っていなかったが、玄関でマネージャーさんに靴を脱がせてもらってるのを見て、みのもんたさんや大村昂さん、高田純次さんなどの大先輩の大御所たちでも、靴は自分で脱いでいたから、これはひょっとしたら、とてつもなくすごいスーパースターで、それを自分はひどく勘違いをしていて、大変失礼なことをしてしまったのでは？と思い、その夜グーグルで検索してしまった。

その結果、レースクインからグラビアアイドルになり、その後、俳優としてドラマに出演したり、バラエティー番組に出演したりしていることがわかったが、スーパースターらしきことは、どこにも見当たらなかった。

番組のレギュラーになる程度のことで、自分で靴を脱がなくていいということは、いま芸能界で何が起こっているんだ？、タレントさんというのは、そんなにエライ存在になってしまっているのかと、少し考えてしまった。

そういえば、今思い出したが、みのもんたさんがご来店されたときは、その反対だったような気がする。たとえば、お帰りになるとき、時間がもうないからとお付きの人にひどくせかされているのに店の全部のテーブル、全部の座敷をまわりはじめて、そのときいたすべてのお客さん一人ひとりに挨拶を交わし、しかも、その当時のおもいっきりテレビのテレホンカードをすべてのお客さんに一枚ずつ渡していたのである。さらに、迎えの車に乗ってからもすごかった。暴走族がよくやるように半身車から身を乗り出してまでして、見えなくなるまでボクたち店の者に手を振ってくれたのである。

すでに超売れっ子の芸能界を代表するような司会者になっていたその当時にあって、思い上がることなく、触れ合うすべての人たちに対して、無償のサービスができるというのは、本当にすごいことだと思ったし、徹頭徹尾、これほどまでに人というものを大事にすれば、やはり運は開けるんだなぁーと思ったことを覚えている。

人間として真摯に生き、誠実さをもって人に接する。もう一度、わが身を振り返ってみたいと思った。

島田律子さん。日本酒美人。

先日、タレントの島田律子さんが古くからのお客さんに連れられて来店した。

明石家さんまさんの「恋のから騒ぎ」の第一期生で、その後、タレントとしてご活躍されている。６、７年前からは日本酒造組合中央会が公認する「日本酒スタイリスト」として、日本酒の普及にも努めていらっしゃる方だ。日本酒に関する本もお書きになっていて、２年ぐらい前に、このブログで取り上げたことがある。

http://starcat.weblogs.jp/kyoukamo/2009/03/post-ff85.html

「日本酒美人」という本のことである。

日本酒の基礎知識が初心者向けにやさしく解説されていて、さらに美肌効果があることなど、簡単な日本酒美容法を紹介している。

島田律子ウェブサイト

http://www.tristone.co.jp/ricchan/

島田律子オフィシャルブログ

http://ameblo.jp/ritsuko-shimada/entry-10855984173.html

今度、「女性のための日本酒講座」をやるときは、この人に頼もうかなぁー。

そういえば、サインもらうの忘れちゃった・・・

東北関東大震災義援金。大前研一ライブ。

大前研一ライブ、４月１７日。要旨の続き。

○原発事故評価を「レベル７」に引き上げたことは、最悪の意思決定である。あーやっぱり日本政府は隠していたと政府によって隠蔽していたことが追認されたことになる。今回の事故は誰がなんと言おうとレベル６。原子炉が暴走し、暴発したレベル７のチェルノブイリと同じ確証はない。

○汚染水は地下系に入ってきている。海に放出した低濃度汚染水の総量はすごい量。１万トン以上。ベクレル数で見た場合では、やっていけないことをやってしまった。１５００億ベクレル。低濃度といいながら、実はそれほど低濃度ではない。ああいうものを低濃度と呼ぶのはクエスチョン。

○汚染水は産業廃棄物のひとつ。ロンドン条約で、産業廃棄物は国外に出してはいけないという規約になっている。なので、世界中から顰蹙（ひんしゅく）を買っている。海に垂れ流すぐらいなら、裏庭か下水に流すべきであった。

○外部電源というのは、外部電源車のほうがいい。ふくすいきのポンプも見直すべき。

○東電に汚染されていない原子力系の大学教授はいない。

○東電はつぶして債務問題をやらせる。そして、新しく発電、送電、配電の会社を作る。今の東電を残すのはお門違い。

○津波被害を考えれば、１０００年に一度の地震ではない。もっと頻繁に起こっている。

○液状化で東京湾岸地帯のマンションは今、投売り状態。土質の改良が重要なテーマ。

○ほとんどの産業で景気が落ち込んでいる。今後の景気はまだ先が見えない。観光業については風評被害。この原因は、政府のコミュニケーションの誤り。

○菅総理が義援金で中国にお礼を言った。今回の災害で、最初に１００億円集めて送ったのは台湾。政府はまだ礼を言っていない。これほどの非礼はない。

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先日の「秋鹿の会」に参加された皆様からいただいた義援金を振り込んできました。 １３９５００円。ありがとうございました。赤十字社の飴玉を２個いただきました。

復興会議はお笑い以外のなにものでもない

大前研一ライブ、４月１７日。要旨。

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○現在の政府や東電の復興計画というのは、一週間あればできることを、何でこうもトロトロとやっているんだ。政府の仕事はあまりにも遅いし、とろい。これは犯罪であると思う。

○復興会議は、ほとんどお笑い。あの連中（メンバー）は、知識もないし、発想もないし、現実も知らない。このメンバーで。いいアイディアが出てくるわけがない。単なる時間つぶしに過ぎない。自分にもメンバーにと打診があったが、断った。あんなバカくさい連中とはやれない。しかし、私一人に復興計画をやれといわれたらやる。死ぬ気になってやる。シンガポールのマハティールのときもそうだったし、台湾のリトウキのときもそうだったし、ハクキライのときもそうだったが、あなたがやれと頼まれたので、国家アドバイザーを引き受けた。このような問題の場合は、烏合の衆では問題は解決しない。

○現在の炉心の温度は１００度近い。なので、なかなか冷温停止にならない。熱交換器がどうしても必要。上から熱交換器を投げ入れればできるが、外からのループを作るときの作業は非常難しいので、一進一退が続くだろう。

○避難民の一時帰宅は、早く実行するべき。今の線量なら大丈夫。それを海江田経済大臣が言うような六ヶ月から九ヵ月後に決定するのは、怠慢以外の何者でもない。

○原発５キロ園内ぐらいは、１０年住めないところがでてくるが、それ以外はそんなことはない。線量は徐々に減る。

今日はここまで。

続く。

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８回目の「秋鹿の会」でした。

秋鹿の会にご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。この場をお借りして、心からお礼申し上げます。

合わせて行いました「東日本大震災義援金チャリティー販売」では、奥常務さん、酒屋はやしの林さんからも希少なビンテージのお酒のご協力があり、盛大に開催することができました。そして、何よりもすべてのお酒を買っていただいたお客様には、厚く、厚く、お礼申し上げます。売り上げのすべてを日本赤十字を通して寄付させていただきます。金額は１３万５千円でした。本当にありがとうございました。

京加茂亭主、土方章司

今日は秋鹿の会です。

いわき市のウニ漁とアワビ漁が今期は中止になったそうだ。素もぐりで採りに行く海女さんたちの健康を考慮しての決断だったらしい。ウニ漁、年間２０トン。アワビ漁、年間３０トン。漁協として東電に保証を求めていくと言っていた。ウニとアワビにとっては、採られずにすむので朗報だが、海女さんにとっては、おとうちゃんのパチンコ代が稼げなくなるし、なんといっても空いた時間のやりくりに困るのではないだろうか。バイトに行くとしたら、水泳教室のインストラクターか・・・。うそうそ。

今日は、８回目の「秋鹿の会」です。合わせて義援金チャリティー販売も行います。売り上げの全額を被災地に寄付します。ボクは嘉村壱号田の古いやつ３本と霙もようの古いやつを７本ぐらい出すことにしました。奥常務は、当日持ってくるそうです。１本や２本では少ないと思うのに、そういうことを林さんは言えないみたいです。お金が必要なら払うのに・・・・。当の林さんも何を出品するのかなにも言いません。

それで思い出しましたが、蔵を大事にするばかりで、お客のほうを見ない酒屋がいますが、そういうのはやはりいけません。こういう酒屋は大きくなれません。それは魚屋にもいえますが、同業や仕入先に対しては、いい関係を築きたいために大事にする一方、ご飯を食べさせてもらっているお客のほうは大して大事にしない魚屋がいます。そういうところとは取引をしないことにしています。本末転倒もはなはだしいと思います。

さて、本日の「秋鹿の会」も、儲け度外視で、お客さんに奉仕させていただきます。義援金チャリティー販売につきましても、最大限のご協力をいただきたいと思っています。