日本酒の貯蔵庫(摂氏10度)を整理していたら、辨天娘が出てきた。これは鳥取県にある本当に小さな蔵が醸した酒。(太田 酒造場@鳥取県八頭郡)
ラベルには、17BY(酒造年度)とあるから2006年に出荷されたお酒だと思う。つまり、5年間も貯蔵庫の中に眠っていたわけだ。
それで、どんな味になっているかと思い、早速五百万石のほうをお燗にして試飲してみたら、けっこういい感じである。もともとは旨みも酸もあるパワフルな酒だったのが、なんかこう非常に落ち着きのある旨みと酸に変わっている。それに加えて、控えめな熟成香が風格をかもし出す役割を果たしているのである。
これなら日本酒メニューに十分載せれる味なので、売ることにした。
辨天娘、五百万石60%精米 17BY・・・・・一合750円。お燗のみ
一合750円。お燗のみ
もっと高いのかと思っていましたが、普通に飲めるお値段なのですね。(これだけかもしれませんが。)私は1合で十分酔えますし。
今度(と言っても今年中に1回程度)飲みに行こうかと思います。よろしくお願いします。
投稿情報: なごし | 2011/01/28 13:46
なごしさん、こんにちは。
5年間熟成させていますが、そのコストは御代に含まれていません。
日本酒の場合、ビンテージワインのような市場がまだ形成されていませんので、よほど話題になった酒でもない限り、プレミアム価格はつけにくいですね。
それと、右側の純米吟醸は、お米が山田錦(酒米としては高価)なので、1000円ぐらいもらわなくてはいけませんが、左側のは単なる純米ですし、お米も五百万石なので、これぐらいの値段です。
なので、「価値/価格」係数を出したら、そうとう上のほうに行くんじゃないでしょうか。
酒は嗜好品ですので、好みにもよりますが、はっきり言ってめちゃくちゃうまい酒になっています。
では、またのご来店、クビを長くして、お待ちしております。(^^ゞ
投稿情報: 京加茂おやじ | 2011/01/28 22:30