元旦、調理場で朝からお雑煮の仕込をする。年末は、毎年のことだけどおせち作りに追われっぱなしになってしまうので、お雑煮用の材料なんかまったく仕入れてない。でも、大晦日に自然栽培農家の「あぐりーも」さんが、大高菜(もち菜、緑区の伝統野菜)や八事人参などを、お正月に食べてと持って来てくれたので、それで仕込みをする。
お雑煮の出汁は、かつお節が勝ったほうがいいと思うので、いつもよりやや多めにかつお節を入れる。もちろんいつも使っている“近海の一本釣りの本節の血合い抜き”。これほどのかつお節は、名古屋でも、うちと白壁のかもめさんの2軒しか使っていないと、かつお節屋のオヤジさんから聞いたことがある。ほんまかいなと思うけど、やはり値段の関係で多くの店では使っていないんだろうと思う。
いつもは若い子たちがいるので、そんなに広く感じたことはないが、一人で仕込みをすると調理場がやけに広く感じる。歳をとると動きが鈍くなってくるので、その影響かも。ちょっと悲しい・・・・
そして、仕込み完了後、午後1時に
ヤマセイの久田さん宅を襲撃!!
と言うのはウソで、お雑煮の中具やお出汁などの材料一式とおせち料理を持って、お邪魔させていただきました。
久田さんのご主人が、巨大(4キロぐらいはありそう)な河豚の白子とか、美味しいかまぼことか、河豚やマグロやウニやコノワタや高山の赤カブのお漬物など、もう書ききれないくらいたくさんのつまみを用意してくださっていて、新年第一日目から、むちゃくちゃ楽しくて、むちゃくちゃ美味しくて、むちゃくちゃ充実した日を過ごすことができました。(久田さん、本当にありがとうございました。)
焼き白子入りのお雑煮。お椀は、宮内庁の仕事をしていた中津さんの漆器。(いつも金沢のいろんな美味しいものを送ってくれる。)
新年から、こんな贅沢をしていいのか!!と思うぐらい、白子のぶつ切りが入っています。
久田さん宅に集まった方々。池下のセレブご用達の有名美容院の先生ご夫妻やら、職業は皆バラバラです。(上の段右側と下の段の左側におられるのが久田さんご夫妻です。)
時間がたつのをすっかり忘れ、気がつくと9時をまわっているじゃありませんか。最後に記念撮影。そしてお土産までいただいて帰ってきました。
いやぁ~、それにしても楽しかったなぁ~。最高のお正月でした。
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