商人にとって、一番大切なものは「信用」である。
それはどうしてかというと、人間の世の中に生きて、本当のところ、お金はそんなにたくさんなくてもよい。お金は生きていくうえで、必要なだけあれば間に合うもので、必要なお金の中には、事業に使うお金も含まれるから、少々のお金ではないが、そのお金すら、信用があれば、即時に集まるものなのである。たとえば、銀行に信用がある人は、億単位のお金であっても、すぐに用立てすることができるであろうし、人間関係において、絶大な信用を積んだ人であれば、お金を出してくれる人に困らないであろう。そうなれば、自分でお金を持っているのとあまり差はない。
かりにそれが全部、自分のお金であったとしても、あの世にまで持ってはいけないので、死ねばこの世においていくことになる。そんなことより、信用ひとつでお金が動くようになれば、財産を持っているのと同じ力を発揮するのだ。
だから、はじめは財産を作る目的で、事業を始めた人でも、ある程度財産があるようになったら、信用のほうを自分の財産より大切にするようになる。なぜなら、信用そのものが、じつは財産であり、金持ちになればなるほど、そのことを痛感するようになるからである。
では、信用を築くにはどうしたらよいのだろう。
それは「約束を守ること」、「律儀であること」、たったこれだけである。
それさえできない者が、どうして成功者になれよう。
「信用にまさる財産はなし。」
これは、お金の神様、邱永漢 さんの言葉である。
来月の6日、中川区役所で、「地産地消フェアー」があります。
ご当地グルメでまちおこしをしている、あのB級グルメの3団体が特別参加するそうです。
皆様、お誘い合わせの上、ぜひお出かけくださいね。
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