昨日、まぐろやさんのオヤジから、「大間のマグロを築地から引っ張ったから、明日入る」ということを聞いていたので、今日は大間産の本マグロを買ってきました。
魚体は220キロのどでかいやつだったらしい。それを身卸し(頭と骨をはずすこと)にしたら約120キロぐらいになるのかなぁー。そのうちの背側を10キロ弱。脂はほとんど乗っていませんが、鮮度はかなりいいもので、色も抜群です。
どうです!この色。真っ赤とはこのことを言うのかも、と思えるほど本当に真っ赤かです。脂は下のほうにほんのうっすらとしかありません。
反対側。
場所的には、背側の真ん中よりも、もう少し下(尻尾)へ行ったほう
です。
マグロの場合、上(頭)のほうは、血合いが少ないので、一見ふどまりがよさそうに見えますが、皮のあたりのスジがきついので、うちの店では、スプーンでかき出して賄いで食べるか、捨ててしまいます。反対に下(尻尾)のほうは、血合いが深くまで入っていますので、捨てる部分が多くなりますが、皮の辺りのスジが余りありませんので、血合いさえ取り去れば、あとはほとんど使えます。そして、赤身の場合、最高の部分は、テンパネと言って、背骨に近い部分です。写真で言うと、上半分の部位です。身の筋に繊維がないため、口あたりのやさしい繊細で深い味わいが楽しめます。
日本のマグロ消費量のうち、わずか0.数パーセントしか漁獲量のない希少な大間産の本マグロ。産地偽証だと言われないように証拠をアップしておきます。マグロの魚体に張り付いていたラベルをもらってきました。
上のラベルはマグロ一本につき、1枚しかありませんので、このラベルはまぐろやさんが、買った人のマグロの中に入れている自家製のラベルです。
こんなんいらんから、その分安く仕入れたほうがいいと思う人は、メールをください。(^^ゞ
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