今年も日本酒で梅酒を作りました。その模様をご紹介します。弊店のレシピも書いておきますので、ご家庭でもぜひお作りになってみてください。
青梅は、紀州産の「古城」です。南高梅は使いません。
1、水で洗い、ざるにあげる。
2、竹串を使って、梅のヘタをとる。そのときに竹串で梅に傷をつけないように注意する。
3、ガラス容器を用意し、熱湯消毒しておく。それに、梅を1キロづつ入れる。
4、次に氷砂糖を500グラムづつ入れる。(画像はありません。)
5、日本酒を用意し、栓を抜く。ガラス容器一つにつき、1升ビンを1本。
京加茂の場合、活性にごり酒を使用するので、栓を抜くだけでもけっこう時間がかかります。
6、栓をあけた日本酒をガラス容器に注ぐ。常温にて、一月ぐらい放置すれば、おいしい梅酒の出来上がりです。
今年は、大吟醸のしずくで梅酒を作れ、とかんたろうがうるさい・・・・
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思いやり
(谷沢永一、人間学より引用、ただし不正確である。)
人間の最高の美徳の一つに「思いやり」がある。他人の身を尊重し、情愛を授けることだ。
人間は、いつも他人から暖かい気持ちをかけてほしいと願っている。それは、年がら年中、死ぬまで願っていると言っても過言ではない。
ものごとがうまく運ばず、沈んでいるときの思いやりのある友人のひとことがどれほど嬉しいものか。このようなぬくもりのある情と情のふれあいは、かけがえのない貴重なものである。ほかに捜し求め難いのである。
人生には、絶対的な目的も意味も見出し難い。人間は生まれてきたから生きているのであって、なんとしても生きようという超越的な理由はない。ある時期が来れば、突然生命の火が消え、世の中から消え去っていく。
そんなつかの間の人生で大事なことは、わずかに限られた範囲内で結ばれた人間関係において、思いやりや情のある交流を軸とした喜びだけなのではないだろうか。
社会でいやおうなしに他人と争い、意地と欲望に駆られてしのぎを削る。勝者は権勢をふるい、敗者は嫉妬に狂奔し、他人を貶めるべく日夜たゆみなしに工夫をめぐらす。人間社会の実像である。
短くはかない人生の中で、人にぬくもりを与える思いやりは、何物にも変え難い最高の美徳である。慰めあって生きろというのでは断じてない。
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