さけのむぞうしょうぐんさまから教えていただいた推奨する日本酒の本がついに届きました。
ひとつは、「日本酒のすべてがわかる本」
もうひとつは、「酒つくりの匠たち」
取り急ぎ、ご報告をかねてブログにアップです。
先日の日本酒の会が終わったあとのことですが、マルセウ本間商店の本間さん、凱陣の丸尾社長さん、酒屋はやしの林さん、長珍の桑山専務さんらと2時間以上にもわたってしゃべりこみ、お酒についてのお話をいろいろと伺うことができました。その中で、常きげんの酒についてどう思ってらっしゃるか、また杜氏の濃口さんについてはどうかと、他の蔵のことなので、失礼だとは思いながらも質問をさせていただき、お話をうかがうことができました。もちろん、十人十色の嗜好、酒屋万流を骨の髄からご存知の方々ですから、味の評価についての話はありませんでしたが、菊姫時代のことにまで話が飛び、技術的なことなどのお話を聞くことができました。ありがとうございました。
そうしましたら、なんと!!翌々日、本間さんから、「まずは飲んでみろ!」と菊姫が二本も届きました。しかも、ビン詰め年月日を見れば、1999年と2000年!どっへぇー!!おそらく希少な酒であると思うこの二本を味見のためだけに本当にもらってもいいのでしょうか!むちゃくちゃ嬉しいです。
1999年瓶詰めは、平成11年で、H10BY(酒造年度)だから、濃口杜氏が退職された次の年でしょうか。早速、ひやと燗で飲んでみましたが、いやー、これはこれで十分にウマい酒だと思いました。林さんに言わせると、もう下降線をたどっているとおっしゃっていましたが、アル添の加水ですから、ボクは上出来の部類のような気がしました。どうなんでしょうか。
2000年と1999年。ワインなら、まさにビンテージ。さすがは本間さん!
さけのむぞうさん、味見にいらっしゃいませんか。(^^ゞ
おお、勉強熱心ですね。
穂積先生の本はいろいろありますが、内容がかなり重複しているので、「新編」のこれがいいと思います。これを土台に知識を身につければ、あまり間違いはないと思います。
ところで菊姫の加陽菊酒の方は、その次のBYのもの(間違えた買ってしまった)を4合瓶で3本ほど(京都の室温で)在庫中(のはず)だったりします。菊姫のこのあたりの商品は、そこまで熟成をかけると、造り手の技量よりも、原料の良さの方が前面に出る(菊姫さんの山田錦は、普通の蔵の山田錦とは別モノですから)と思いますから、下降線云々という評価は、現在の状態ではしづらいですね。
投稿情報: さけのむぞう しょうぐんさま | 2010/04/22 00:29
さけのむぞうしょうぐんさま、こんにちは。
早速のコメント、恐れ入ります。
穂積さんに関しては、なぜもっと早くめぐり合えなかったのかと不思議です。詳細は、このあと今日のブログのほうでアップする予定です。
そこまで熟成をかけると、造り手の技量よりも、原料の良さの方が前面に出る
原料の良さとは、具体的にどのようなことなのでしょうか。
次の年の同じ銘柄をお持ちでいらっしゃるのでしたら、わざわざ味見に来る必要はありませんね!
投稿情報: 京加茂おやじ | 2010/04/22 00:48
初めまして。psyと申します
いつも楽しく拝見させてもらってます
個室居酒屋をやってますので、良かったらサイトを覗きにきてください。
投稿情報: psy | 2010/04/22 18:59
psyさん、こんにちは。はじめまして!
HPを拝見させていただきました。社長さんですか。東京でも店舗展開をやってらっしゃるんですね。すごいですね!!!
投稿情報: 京加茂おやじ | 2010/04/23 00:48
原料の良さですが、これは山田錦の品質に尽きます。
余談ですが、名が売れることにより、大量生産によって味がおちた酒が多いと主張(妄想)する方が多い(こうした主張をされる方は、相手にされない方が良い)のですが、味がおちた(と思われる要素)、兵庫産の山田錦を入手が難しい時期から使っていたところは、実は原料米の品質に影響していることがほとんどです。酒米にしても、温暖化による高温障害の影響はさけられなく、山田の特A地区の米にしても、等級では落ちてしまうのが現状です。
投稿情報: さけのむぞう しょうぐんさま | 2010/04/24 02:58
さけのむぞう しょうぐんさま、こんにちは。
いっぺんに三っもコメントをいただき、恐縮です。
なるほど。販売量が飛躍的に拡大すると、米の品質を維持できなくなるので、味が落ちる、というわけですね。ということは、米の品質を維持することができれば、味は落ちないと。
小仕込みのほうが味がいい、という人もおりますが、味とタンクの大きさの関係は一般的にどうなんでしょうか。
投稿情報: 京加茂おやじ | 2010/04/25 01:36