世の中の権威や権力に真っ向から立ち向かい、ケツをまくって歯向かうことは、得なことではありません。だから、多くの人々は、世の中の権威や権力に対して適当に合わせ、なるだけ自分に損害が蒙らないように対処します。またそうすることが、常識をわきまえた大人のすることだと思っています。
ところが、この善意あふれるいい人こそが、本当は困る人たちなのです。
そういう人たちの多くは、“善意あふれるいい人”が多いので、あたかもそのように振舞うことが、一人前の大人のすることだと私たちはついつい思ってしまいます。なにか物事を頼めば、快く引き受けてくれる。人生の分疑点に指しかかったときに自分の考えを話せば、なんやかんやと言いながらも、いつも賛成してくれる。どちらかといえば、思いやりにあふれ、周りの人たちとケンカすることなど、ついぞ見たこともありません。
なので、いい人のそばにいると、ぬるま湯の中でぬくぬくと生きるのが習いとなり、自分自身をキリキリと追い込んで鍛え上げるような、一人の人間としての成長はほとんど不可能と思っていいでしょう。いい人というのは、じつは真綿で首をしめる人のことだと思わないといけません。
人間が成長し、飛躍するには、一度「いい人」から離れる必要があります。
巨大な伊勢えび。1尾で1,2キロ。
ご無沙汰しています。京加茂おやじでした。
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