ほとんどのスポーツでは、スピードがあるほうが有利になる。陸上競技は、そもそも速さを競う種目であるし、サッカー、ラグビー、バレーボール、バスケット、卓球などの球技では、どんなに優れた技術を持っていてもスピードがなければ、まったくお話にもならない。柔道、剣道、レスリング、相撲などの個人競技も、スピードの速さが有利さのひとつになることは間違いない。
これとまったく同じことが料理の世界でも言える。
料理を作る仕事は、スポーツにたとえるなら、サッカーやラグビーなどの団体競技に似ているところがある。主だった役割が決められたポジションが明確にあり、たった一つの料理を完成させるにも、各ポジションの連係プレーが、タイミングよく働かなければならない。だから、スピードに劣る人は、その連係プレーのタイミングが、どうしても遅れがちになり、他のポジションの人間に迷惑をかけることが多くになる。
しかし、単に早ければいいというものでもない。サッカーのボールコントロールのように、速さと正確性という矛盾したことがらを同時に要求されるかなり難しい作業なのだ。その二つが高いレベルで両立する人がプロなのである。サッカーと違って、足は速くなくともよいが、手と身体の動き、瞬間の判断を見極めるオツムの働きが重要となる。
そうしたものを生まれつき持っている人は、苦労することなく、一人前になれることが多いが、もたない人は、ただひたすら努力するしかない。
スピーディー&正確に!
きれいに早く!
と、いつも調理場で言っているので、みな耳にタコができていると思う。
南のお庭で、去年、あぐりーもさんにもらった「わけぎ」の芽が出てきた。農薬も肥料もまったくやっていないから、とうぜん自然栽培ということになる。やせた地で、よくがんばっているなぁーと思う。
ご存知の通りワケギは分結しながら数を増やしていきます。
適当な時期に球根を掘り返して、9月中ごろに5cm間隔位で植え換えてやって下さい。
お庭をワケギ畑にしましょう(笑)
投稿情報: 耕作人 | 2010/02/25 13:52
耕作人さん、こんにちは。
わけぎは多年草なので、園芸用語の「株分け」ですね。
球根を一度取り出さなければならない理由は、自然界に自生する山野草や高山植物と違って、人間が品種改良をしてしまったからですね。園芸植物で言えば、スイセンなんかがそうです。人間が手をかけすぎて、弱くしてしまったようです。
わけぎ畑も悪くないかも。副収入にもなるし。(^^ゞ
投稿情報: 京加茂おやじ | 2010/02/26 00:16