名古屋市の日本料理店 京加茂の亭主 京加茂おやじのブログ

これからが大事。

民主党が圧勝しましたが、これで日本が変わるかというと、ボクは否定的な見方をしています。だって、大前研一さんの「平成維新」がぜんぜんわかってないんだもの。 これから国民の皆さまが、民主党をどう突き上げてゆくか、これが非常に大事だと思います。なにしろ彼らは、インデックス政党なんですから。

最近の食材

宮城の本マグロ。なかなか脂があってグー。巨大な塊です。

「黄金桃」。甘い蜜のような濃密な香り。果肉はマンゴーのような黄金色で、なめらかな食感と深いコクのある甘さ。桃の中でも特に貴重と言われています。他の桃に比べ、木にぶら下がっている期間が長く、栽培が難しいため、生産者が少ないのです。産地によっては、「ゴールデンピーチ」、「黄美娘(きみこ)」、「貴美娘」などとも呼ばれています。

ジロール茸。和名は、杏茸（あんずたけ）。このおいしい味のきのこは、特にヨーロッパで強い人気がありますよね。ただいま思索中で、今年はこの食材にチャレンジするつもりです。お楽しみに。

天然、巨大車えびと甘鯛の焼き物。１尾、約８０グラム。これだけ大きなものはとても希少で高価。他の飲食店で食べれば、これだけで２０００円は取られる代物。６５００円のコースにつけています。今週の土曜、日曜限り。

こだわりの純米酒

純米酒業界では超有名な東京、笹塚の「マルセウ本間商店」のこだわりの酒。 この酒販店のおやじさんほど、自分のこだわりをかたくなに貫いている人を知らない。そしてまた、古武士のような潔さのある商人も知らない。不思議な話だが、たとえ同じ銘柄であっても、味が違うのである。 そのため、ボクが紹介した東京の友人、知人たちは、今ではすっかり本間さんのファンになってしまった。その数は二桁を越す。 ただし、飲食店をやっていて、この本間さんと取引させていただくことは、並大抵ではない。料理がウマいこと。本間さんの酒を正しく理解していること。そして、義理人情と礼儀をわきまえていること。この三つが最低条件となる。 その本間さんから、今週送られてきた酒。

金輪際ありえへん「講演＆サイン会」！その二

三谷宏治さんについて、 詳しく知りたい方は、↓をご覧になってください。 三谷宏治さんのオフィシャルサイトです。 http://www.mitani3.com/ 三谷宏治さんのお写真を見たい方はこちら↓。じつにウマいこと三谷さんのことをご紹介されている。 http://honkiki.com/2009/08/post-34.html

絶対にありえへん「講演＆サイン会」！

！！！

いまは見えないものを見つけ出す

三谷宏治さんの『発想の視点力』

講演＆サイン会！

 

経営書のベストセラー作家でもあり、NHK、「ソクラテスの人事」の出題者として、お茶の間でもおなじみになりつつある人気◎急上昇中！の元経営コンサルタント、三谷宏治さんにお越しいただいて、「講演＆サイン会」を実施します。 日本料理「京加茂」のお座敷で車座になり、三谷宏治さんと一緒にお酒とお料理をつまみながら、最新著作のテーマでもある｢発想力｣について語り合おうと思います。こんな貴重で、希少な機会を、この料金で実施することは、名古屋では二度とありえないビッグイベントであります。また、別室にて、サイン会のみ、も実施させていただきます。 ふるってご参加いただけますよう、ご案内させていただきます。

三谷宏治さんの略歴：大阪生まれ、福井育ち。東京大学理学部物理学科卒業後、ボストンコンサルティンググループ、アクセンチュアで19年半、経営戦略コンサルタントとして活躍。

現在、K.I.T.（金沢工業大学）虎ノ門大学院主任教授、早稲田大学ビジネススクール 客員教授、グロービス経営大学院 客員教授。 個人HPはhttp://www.mitani3.com

 

日時　　平成２１年、１０月１７日、午後６時より （サイン会のみ、午後５時半～午後６時まで） 場所　　日本料理「京加茂」 参加費　１２６００円（料理、飲みもの込み） 定員　　３０名（定員になり次第締め切ります） お申し込みは、京加茂まで。TEL ３５４-３９３０ E-MAIL [email protected]

平成維新を実現する会

北九州の高崎さんからポスターが送られてきた。おそらく選挙が近いからであろう。高崎さんのことだから、ポケットマネーで作成したに違いないと思った。日本を良くしようとする気持ちと、その情熱には、いつも本当に頭が下がる。早速、店内に張らせていただいた。 この「平成維新を実現する会」は、大前さんが提唱する道州制を柱にした“新しい国の形”を実現させようとする人たちの集まりである。

※特定の政党を応援するものではありません。「生活者主権」の国を作るための市民活動です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「平成維新憲章」 １．私達は、官僚や政治家に全て任せきりの無責任 なサイレント・マジョリティにとどまることなく、 理想を語り、政策を論じ、自らの意志で代表を選 ぶ真の主権者となります。 ２．私達は、何から何まで政府に過度に依存する従 来の受益者意識と訣別し、自由な競争と自己責任 の原則に貫かれた公正で活力に満ちた社会を構成 する啓発された生活者となります。 ３．私達は、政界官界財界に蔓延する利権構造の温 床となった中央集権システムを解体し、自立した 地方が主体的に運営される真の地方自治を実現し ます。 ４．私達は、個人を尊び、家庭を重んじ、コミュニ ティにおける責任を自覚し、国を愛し、世界の一 員として尊敬と信頼を得るよう積極的に行動する 真の国際人となります。 ５．私達は、生活の質を向上させ、コストを下げる ことを政治の第一の課題とし、そのために規制緩 和や保護主義から開放主義への転換など行政の大 改革を行い、生活者主権の国を創るまで、日本全 国で建設的な活動を続けます。 「平成維新の誓い」 私達は、この市民運動を通じて、生活者である私 達国民の手に政治を取り戻し、家庭を愛し、コミュ ニティを重んじ、生活の豊かさを実感できるそんな 社会づくりの実現に努めることを誓います

野菜の変り種

昨日、うちの店の花やら枝物を全部やっていただいている先生から野菜をいただいた。 「すぐなかぼちゃ」。これは去年もいただいたっけ。 飛騨、高山の伝統野菜。長年にわたり、高山で自家用に作られていたカボチャを２００１年に「宿儺かぼちゃ（すぐなかぼちゃ）」と命名し、販売されるようになった。味わいは、甘味が強く、ホコホコ感がある。

これは、スープか、デザートか。 「赤冬瓜」。こんなの始めて見たぞ。変わってるなぁー。 これは、沖縄の野菜で「モーウィ」。またの名を「赤瓜、」とか「赤毛瓜」と言って、１５世紀以前に中国から琉球にもたらされて栽培され始めたらしい。味は、キュウリと冬瓜の中間か？みずみずしくて、シャキシャキしているとのこと。

お昼の弁当の中にいれたろかいな。「赤毛瓜のサラダと蛸の湯引き」、なんていうのはどうでっしゃろ。。。。

料理人の料理オンチと人格異常

土曜の晩、お客様を一組、お断りしてしまった。たいへん申し訳なく思っている。べつに満席だったわけではない。一組ぐらいは、入っていただける余裕があったのに、お盆明けの土曜日ということで、食材の仕入れをほんの少しだけセーブしたがために、玉が尽きてしまったのだ。 そのお客様というのは、ボクにとって特別な思いのあるお客様だった。会社を経営されている社長さんなのだが、食べることに非常に熱心で、お金にまったく糸目をつけないところもある、この界隈では本当に珍しいグルメなのである。 ボクにとって、特別な思いというのは、お金をたくさん使ってくれるからではない。東京のミシュランガイドで三ツ星を取った店にしょっちゅう出かけているみたいで、行くたびにいろいろとお話を聞かせていただける。だから、とてもありがたい特別な人なのである。 ボクは料理人として、才能があるほうではない。むしろ乏しいといえる。それを補うためには、ストイックなまでの生き方の継続と他の人から学ぶことが、とても重要になる。そういう意味で、東京ではどんな料理を作っているのか、知りたくてしょうがない。じつに情けない話ではあるが、才能に恵まれていないのだから仕方がない。 そのくせ、負けん気だけは強いので、さらに始末におえない。ボクが毎日作っている料理は、しょせん一食、何千円の料理。なのに、数万円の料理と勝負してやろうと思ってしまう。 この歳になっても、いまだに分別がないのだ。常識と現実がわからない人格異常者としか言いようがない。 そんなボクを、いつも温かい目で見ていてくださるその社長さんは、とてもありがたい存在でもある。そんなお客様はめったにいない。 お庭のトマト。現在の状況。熟す前に秋になってしまいそう。

わけぎ復活！

「遊ぶ奴ほどよくデキる」

ボクは１年間に１００冊ぐらいは本を買うと思う。気になる題名の本があれば、アマゾンのワンクリックで、片っ端から買ってしまう。でも、若いときと違って、１００冊も読む時間の余裕はまったくない。だから、目次を見て、自分が知りたい箇所だけ読む。買ったことはいいが、自分が思ってたよりレベルが低く、読んでもしょうがないと思ったものは、そのまま本棚の肥やしになる。買うときに本の値段をまったく確認しないので、予想外に高い本が肥やしになっている場合もあるかもしれない。 でも、つまらん本を書いた作者に腹が立ったり、憎く思ったことは、一度もない。また、お金がもったいないと思ったこともない。なぜなら、そんな本を選んだ自分が悪いのだから、失敗をしたくなかったら、書店へ行き、しっかりこの目で確かめてから買えばいい。 それと同じように、飲食店でも、気になった店があれば、片っ端から食べて歩く。超高級店から餃子の王将まで、どこへでも行く。ウマい店もあれば、不味い店もある。料理に時間がかかり、待たされることもあれば、店員さんにぞんざいに扱われることもある。だけど、それによって怒り心頭になることはまったくない。ごちそうさまと言って、帰ってくる。しょせん、そんな店へ行った自分が悪いのだし、そういう店で、いかに楽しく過ごすことができるか、に知恵を使う。 これはなぜかというと、年季が違うからである。夜の社交界の言葉で言えば、遊びなれている、ということ。 最近、そういった遊び慣れている、人生の達人が減ったと思うのは、ボクだけだろうか。すぐにクレームをつける。ちょっとしたことに怒る。自分のことは棚において、他人には完璧を求める。世の中、遊び足らない人ばっかりである。 大前さんの本に、「遊ぶ奴ほどよくデキる」という題名の本がある。これは一面真理をついているから、今の日本には、ますます仕事ができない人が増えているに違いない。それに加えて、日本人が、ますますチンケに矮小化しているように思えて仕方がない。昔の日本人は、もっと人物が大きかったはず。仕事ができて、測りようのないほどスケールの大きな人物が、つい最近までたくさんいたのに・・・・・と思う。

「燗酒劇場」チケット発売中！

昨日、秋鹿酒造の奥常務さんから電話があった。一月ぐらい前に依頼のあった「燗酒劇場」のチケットの販売状況に関するお尋ね。まだ定員に達していないらしい。 このブログをご覧になっている方で、もし三重県、四日市近辺の方がいらしたら、ぜひとも出かけていってほしいと思う。秋鹿酒造のほかに、奈良県、久保本家の「睡龍」や三重県伊賀、森喜酒造の「英」や奥播磨など、うちの店でもおなじみの蔵元さんたちが出品している。 うちの店でもチケットを扱っていますので、ご興味のあるお方は、どうぞお尋ねください。

（なんか写真が上手に撮れていなくて、斜めになってしまいました。ごめんなさい。） 秋鹿酒造の奥常務さん（左側）。５月３０日の秋鹿の会にて。

森喜酒造のるみ子さん（右側）。４月１１日の「第一回、女性のための日本酒講座」にて。

そういえば、久保本家の専務の写真も、加藤杜氏の写真も、コモネコさんの写真も、何にもないことに今気がついた。