大好きな大前研一さんから宅配便が届いた。なんだろうと思い、急いで中を開けたら、お手紙と先月出版されたご著書が入っていた。(ありがとうございます、大前さん。)
これまでに大前さんから、いろいろなお話をたくさん伺ってきた。そのほとんどは店にお見えになったときだが、ボクの知らない世界の出来事をいろいろと話して下さるので、とても勉強になる。 だから、どんなことでも聞き逃すまいと思って、集中して聞いているので、すべての話が頭の中に叩き込まれている。その中で特に印象に残っているのが、小泉さんが首相だったときの話しだ。 前々回の衆議院選挙のとき、大前さんは、小泉総理から自民党のマニフェストを書くように頼まれた。それで大前さんは、16枚にまとめたマニフェストを提出したらしい。(もちろん、ノーギャラで。)そうしたら小泉総理が、「こんなにたくさん読めないから、もっと要約してほしい」、と言った。それで、そのマニフェストをさらに3枚ほどにまとめなおして提出したら、まったくもって信じられない話だが、「俺は、キャッチフレーズだけあればいいんだ。勉強したらバカになる。」と小泉総理が言ったというのだ。 そこで、大前節が炸裂する。 「オペラだか、歌舞伎だか知らんが、3時間も4時間も見るヒマがあって、小泉は俺のマニフェストが読めんのかっ!!今の政治家は本当に不真面目だ!!」 「市中引き回しの刑ですね。」とボクは答えた。 そんな大前さんが、日本を良くするために渾身の思いで書かかれたのが、上記の「最強国家ニッポンの設計図」である。選挙が始まるまでに、多くの方にぜひとも読んでもらいたいとボクは心から願っている。 そして、読んだうえで、各党のマニフェストを読めば、各政党が、いかに選挙民に媚を売っているか、とか、利権を手放したくないんだな、とか、まったく勉強不足だな、とか、さらには、この国の欺瞞とかがとてもよくわかるようになるんじゃないかと思う。 大前さんが送ってくださったから言うんじゃないが、いま最も読まなくてはならないと思うボクのおすすめの一冊である。
こちらも必読書です。
日本がなぜ衰退しつつあるのかが明かされ、その処方箋が語られます。
『官僚病から日本を救うために』
こちらに紹介文があります。
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/1074670/
投稿情報: id | 2009/07/23 18:45
idさん、こんにちは。
面白そうな本ですね。
ご紹介いただき、ありがとうございました。
紹介文のほうも拝見させていただきました。
そこからの引用です。↓
「そこで現実の経験を隠蔽(いんぺい)し、偽りの自我を築くが、偽りに基づく行動は、偽りを知る自我や周囲との関係に障害を与え、精神的に病む。」
こういう人って、世の中にものすごく多くいますよね。直すにはどうしたらいいんでしょうか。
投稿情報: kyoukamo | 2009/07/24 01:02
こういう人って、世の中にものすごく多くいますよね。直すにはどうしたらいいんでしょうか。
基本的には無理だと思います。
あえてやるなら、戸塚ヨットスクールとか、自衛隊に入れて鍛えなおす。
京加茂に入って修行するというところでしょうか(^^)
若しくは岸田秀を読んで、世界の構造、自分と他者の関係を理解することですね。
投稿情報: id | 2009/07/25 10:59
idさん、こんにちは。
自分と他者との関係が重要なんですね。
ひさしぶりに岸田秀先生の本を読んで、勉強しなおさなくっちゃ。
ありがとうございました。
ところで、岸田先生はお元気ですか。
投稿情報: kyoukamo | 2009/07/26 02:51
岸田先生は元気すぎます。
平気で一晩中一緒に飲んだりします。
投稿情報: id | 2009/07/26 12:38
idさん、こんにちは。
お歳は、たしか75か6ぐらいでいらっしゃいましたよね。
いやーすごいですね。
投稿情報: kyoukamo | 2009/07/26 15:32