みなさんが、お昼を外食するときの
予算はどれぐらいなのだろうか。
もちろん平日と休日とでは違うだろうし、
シチェーションによっても変わってくると思うけど、
800円から1000円、
あるいは、ワンコイン(500円)っていう人も
大勢いると思う。
それに比べたらうちの昼の値段設定は、
ずいぶん高いことになる。
お弁当で、1250円から1900円までの三種類、
にぎわい膳は、1500円から2400円で三種類。
もちろん、日替わりランチなるものはない。
これが本物志向という枠の中で
実現できる最低値段のつもりでいる。
だから、冷凍食品は使わない。
養殖の魚だって、使うことはしない。
おだしにしても、化学調味料は使わない。
調味料は、原材料や製造方法を調べ、
できる限りよいものを探してきて使う。
なぜ本物志向にこだわるのかというと、
自分のなかの良心にそむいてまで、
商売をやりたくないと思っているからだ。
その良心とはどんな良心か。
まずいと思っていながら、あるいは、
まずいと知っていながら、
自分の欲(利益)のために売ることだ。 現在のように、
少しでも安いものが尊ばれる時代であっても、
それを曲げることはできない。
頑固といえば頑固なのかもしれないが、
売りたくないんだから、仕方がない。
人生最後の日に、自分の人生を振り返ったときに
後悔したくないからだ。 アップルのスティーブ・ジョブズが、
米国スタンフォード大学卒業式で話した
感動スピーチがある。
その一説をご紹介しよう。 ---------------------------------------------------------- 3つ目は、死に関するお話です。 私は17の時、こんなような言葉をどこかで読みました。確かこうです。 「来る日も来る日もこれが人生最後の日と思って生きるとしよう。そうすればいずれ必ず、間違いなくその通りになる日がくるだろう」。 それは私にとって強烈な印象を与える言葉でした。 そしてそれから現在に至るまで33年間、私は毎朝鏡を見て自分にこう問い掛けるのを日課としてきました。 「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?」。 それに対する答えが"NO"の日が幾日も続くと、そろそろ何かを変える必要があるなと、そう悟るわけです。 自分が死と隣り合わせにあることを忘れずに思うこと。 これは私がこれまで人生を左右する重大な選択を迫られた時には常に、決断を下す最も大きな手掛かりとなってくれました。 何故なら、ありとあらゆる物事はほとんど全て...外部からの期待の全て、己のプライドの全て、屈辱や挫折に対する恐怖の全て... こういったものは我々が死んだ瞬間に全て、きれいサッパリ消え去っていく以外ないものだからです。 そして後に残されるのは本当に大事なことだけ。 自分もいつかは死ぬ。 そのことを思い起こせば自分が何か失ってしまうんじゃないかという思考の落とし穴は回避できるし、これは私の知る限り最善の防御策です。 君たちはもう素っ裸なんです。自分の心の赴くまま生きてならない理由など、何一つない。 (中略) 君たちの時間は限られている。だから自分以外の他の誰かの人生を生きて無駄にする暇なんかない。 ドグマという罠に、絡め取られてはいけない。 それは他の人たちの考え方が生んだ結果とともに生きていくということだからね。 その他大勢の意見の雑音に自分の内なる声、心、直感を掻き消されないことです。 自分の内なる声、心、直感というのは、どうしたわけか君が本当になりたいことが何か、もうとっくの昔に知っているんだ。 だからそれ以外のことは全て、二の次でいい。 そのジョブスの感動スピーチを動画で見たい方はこちら。 ↓日本語訳つき。
http://www.youtube.com/watch?v=ShoOOS2GrWU&feature=related&fmt=18
大前研一さん訳↓ http://www.ohmae.biz/koblog/montra/984.php ==================================== 松花堂弁当のご紹介。
お刺身・・・メジマグロ(本マグロの子供)、天然ヒラメ。
菜・・・・・・イタヤ貝の加減酢、たまご焼き、なす田舎煮、
加賀太キュウリ、才巻きえび。
天ぷら・・・海老、サツマイモ、しいたけ、スナップえんどう。
ご飯・・・生姜ごはん(お代わり自由)。
サラダ・・・温度たまご、ベビーリーフ、サニーレタス、
とうもろこし、胡麻ドレッシング。
おつけもの・・・赤玉ねぎ、きゅうり糠漬け(お代わり自由)
汁・・・赤だし(三つ葉、渦巻き麩、わかめ)。 松花堂弁当「丸山」・・・1,500円
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