京加茂は、アルコールの中で、日本酒に一番力を入れています。新酒時には、まだまだ味の硬いお酒を常時200本以上、徹底した温度管理の下、10から15度で熟成させ、飲み頃を確認のうえで、メニューに載せています。ここまでやっている日本料理店は、おそらくほとんどありません。 でも、何事も一度始めたら徹底しないと気がすみませんので、仕方ありません。 そうしてわかったことは、熟成を進めていくと、とろんとろんのお酒が出来上がる、ということです。もちろん、これはほんの一部のお酒に限ります。ほとんどはそうなりません。そのとろんとろんになったお酒の美味しいこと、美味しいこと。日本酒としての美味の、究極のひとつの形では、と思っています。もう売ってしまってありませんが、去年は、『神亀の上槽中汲み60号タンク』というお酒がそうでした。 男性は、焼酎を好まれる人が今でも多いと思いますが、以外に女性のほうが素直に受け入れてくれます。
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