今エビスビールが「オリジナルレシピコンテスト」をやっている。テーマは、「モーニング、ランチで食べてみたい白いレシピ」。
「白いレシピ」とは、応募要領を読んでみたら、どうも白い食材を使った料理のことらしい。
それで、夜、犬の散歩をしているときにいろいろとあれこれ考えながら歩いている。たとえば、真っ白のおかゆに温めた真っ白の豆腐を沈めて、餡をかけたものは「うずみ豆腐」と言って、大昔からある料理だからオリジナルではないなぁーとか。昔、自分で考案した長芋を針に打って寄せ固めた「寄せ長芋」は、夏に食べたい爽快な料理だと思うけど、とくべつ朝に食べたくなるようなものでもないとか。だったら豆乳を使って冷静のスープみたいなものが何かできないだろうか、とも思うけど、あの大豆くささが少し曲者であるとか・・・・・
そんなことを考えていうちにオリジナルと言えるものがまったく考案できないまま、犬の散歩があっという間に終わり、気がつくと店に戻ってきている。
この道何十年のプロの料理人であれば、たちどころに二つや三つのメニューを考え付くのが当たり前のような気がするし、それぐらいでなければ胸を張ってプロとは言えない。そういう思いがあるから、余計意地になった考えている。おかげで犬の散歩中は、白いレシピを考える時間になった。
そのせいかどうか知らないが、犬のウンチがやたら黒く感じる今日この頃である。
鱧の葛叩きを湯で開かせて、吸汁の中に入れたところ。
煮梅を暖めているところ。
アワビと三度豆。
上の材料をすべてお椀に盛りこんで、カツオだしを張る。
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